5月から本格的に針や注射器を使用した実技演習が始まりました。 誤って針を刺してしまわないよう一層緊張感が増します。 今回は初めて注射や静脈留置針の取り扱いにチャレンジした新人看護職員の様子をお届けします。
この研修では、静脈留置針の血管内の留置、生食ロック、抜針の一連の流れを演習しました。 針の穿刺部位が不潔にならないよう、駆血帯をどのくらい引っ張るとよいのか駆血帯の巻き方も手順を確認しながら実施します。
こちらは実際に静脈注射用シミュレーターに静脈留置針を刺す場面です。 針を刺す位置、角度を一つ一つ指導を受け、慎重に進めます。 血管内に針が入ったことがわかるとドキドキしながらもホッとした新人看護職員でした。
手順に沿って実施するのは勿論、なぜそのような手順を踏むのか、根拠や目的を理解して実施します。
こちらはアンプルカットと薬剤の吸い上げの演習の様子です。 使用する薬剤について、指さし呼称で確認を行います。
こちらは筋肉注射の演習です。 患者さん役、看護師役、評価者の3人グループで演習を行います。 針を穿刺するのは模擬のパッドですが、患者さんへの説明や苦痛がないかなど配慮も忘れず実施しています。
こちらは、点滴の滴下調整の演習です。 点滴オーダーに見立てた演習問題を用意し、投与速度を計算します。 「やってみると難しかった」「ぴったり合わせられると嬉しかった」と声が聞かれました。
5月はこの他に「静脈血採血」「夜勤オリエンテーション」の研修を実施しました。 各部署で先輩看護師と一緒にケアを実施している姿を見ると、新人さんや病棟スタッフの日々の努力が伝わってきます。 入職して1か月、知識や技術だけでなく職業人としての姿勢や態度も着実に身に着けることができてきました。これからも、更なる成長を期待し、教育担当としてサポートしていきたいと思います。