7月は医療機器の取り扱いとして、ベッドサイドモニター、除細動器、輸液ポンプ、シリンジポンプの研修と、救命救急処置の研修を実施しました。どちらの研修も、高度な知識と技術が求められます。不安と緊張を感じながらも、一生懸命に頑張っている新人看護師の様子をお届けします。
こちらは臨床工学技士からシリンジポンプの指導をうけています。シリンジポンプの原理や操作だけでなく、アラーム対応や管理のポイントについて実際に操作を体験しながら学びます。
除細動器の取り扱い方法や注意点について、臨床でよく使われる場面などを想定して説明を受けました。実際に使用する場面は急を要する状況であるため、臨場感と緊張感が漂います。
これは、ベッドサイドモニターの説明です。改めて操作方法を学び、モニターアラームの種類の違いと安全かつ適切な管理方法について、実際にモニター装着をする体験を踏まえて学びました。
こちらは、救急蘇生法の演習場面です。気道確保を行い、バックバルブマスクで人工呼吸を開始し、閉鎖式心臓マッサージ、AEDを実施します。心臓マッサージのハードさを体験し、汗をかきながらの研修でした。
続いては、気管内挿管の介助の演習場面です。気管内挿管は医師が行う医療行為ですが、あえて医師役を体験することで、どのような介助をしたら処置がスムーズに進められるか、逆の立場から看護師の役割を学びました。
研修後には、早速ベッドサイドで輸液ポンプのダブルチェックをしている新人看護師がいます。集合研修で学んだことを生かして、先輩と一緒に確認しながら実施します。
こちらは、点滴終了時の生食ロックを行っています。以前と比べると、安全かつスムーズに実施できるようになり成長が実感できます。患者さんへの声掛けも忘れません。
新人看護師からは「まだまだ不安なことがいっぱいある。」との声が聞かれますが、チームの一員として力を発揮しています。これからも成長を見守りたいと思います。
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