リエゾンチーム
当院では2016 年度より精神科医師、精神看護専門看護師、臨床心理士、薬剤師、精神保健福祉士らの専門の異なる複数の職種から構成される精神科リエゾンチームを結成しました。
緊急入院をした患者さんで早急な精神科的な介入が必要な場合には、まず主治医からリエゾン担当の精神科医師が対診を受け、診察した上で、毎週木曜日に精神科リエゾンチームが中心に病棟回診を行います。
具体的には、せん妄や認知症患者さんに対する薬物療法の見直し、非薬物療法や精神疾患合併の患者さんへの対応の仕方,退院先の相談,心理的支援,社会的な支援など多岐にわたり、複数の職種がそれぞれの立場から主治医や病棟の看護師に指導や助言を行っています。
その上で,リエゾンカンファレンスを行い、問題を抱えた症例について情報の共有を行いながら対応策を検討するなど、多職種チームである特性を活かした活動を行っています。
また、専門性を持つ多職種によるリエゾンチームの立場から病院スタッフのメンタルヘルス支援活動も行っています。
病院スタッフのメンタルヘルス支援を行う際には、職場の特徴を理解し、その特徴にあった対策が必要になります。誤解されてしまいがちなのは、メンタルヘルス支援の目的は精神疾患の早期発見ではなく、病院スタッフ自身のセルフケアに働きかけ、メンタルヘルスを向上すると共に、より良い職場環境を目指していくことです。
病院から探す
HOSPITAL
人気のハッシュタグ