今回は、お団子の秘密!についてお送りします。 看護師に求められる姿というのは内面も外見もどちらも必要ですが職業上、身だしなみには注意しなくてはいけません。 そもそも身だしなみとは何でしょうか。今回は、お団子の秘密!についてお送りします。
おしゃれ:自分が気の済むように装うもので、主観的なもの身だしなみ:その場に相応しい身なりや言動で、客観性が問われるという違いがあります。
職業は様々ありますが、看護を実践する職場で必要なものと考えた時に、求められるのはおしゃれではなく身だしなみです。 清潔感があり、実際に清潔であること。 パリッと清潔な白衣を着て髪を綺麗にまとめ、姿勢よく歩く、明るい表情で目を見て話す、というのは、患者さんに安心を与える要素の一つですね。
白衣は病院が毎日クリーニングしてくれますし、姿勢や表情は意識ですぐに直せます。 しかし髪をまとめる、お団子を作る、これは技術が必要です。
特にお団子は、結べる長さがあるかどうか、髪の毛の質や量、また丸めた時に飛び出る毛先…特に若くてコラーゲンがたくさんある年代の人は髪もつやつやすべすべで、きつく縛ってもゴムがズルズルと落ちてくる!ということもあります。
癖毛の人も悩みがあると思いますが、シャンプーのコマーシャルに出てくるような健康なストレートヘアの人もなかなか悩ましいという、難儀なまとめ髪問題なのです。
今回はいつも綺麗にお団子にまとめている7A病棟のHさんと今年度プリセプターのSさん今年度新人のNさんにコツを伺いました。
3人のお団子スタイル
Q1 忙しい職場での髪型について、気を付けているはありますか?
Hさん: お団子が崩れないように、きつめに結んでいます。また、こまめに鏡でお団子が崩れていないかどうかも確認しています。
Nさん: 髪が乱れたり、業務中に髪を触ることがないようにまとめ髪用の整髪剤を使用したりピンでとめるようにしています。
Sさん: 私も、業務中にお団子が崩れないように気をつけています。
Q2 3人とも、お団子はどのように作っていますか? (ベースの作り方や結び方など)
Hさん: ヘアゴム1本とシュシュ、ヘアピン2本を使っています。
Nさん: 髪をまとめてねじりながらお団子にしてゴムで結びます。前髪はピンで留めて目にかからないようにしています。最後に気になるところに整髪剤をつけます。
Sさん: ブラシ、ヘアゴム2つ、シニヨンネット、シュシュ、ヘアピン4本でまとめています。
Q3 パッと見、分からないネットについて
Nさん: 100円均一やドラッグストアで買っています。
Sさん: 私が使用しているものは、「シャンティ マペペ シニヨンネット2P」270円(税込) ドラッグストアやネットで購入可能です。
実際のシュシュとネット
Q4 髪のまとめ方で困ったことはありますか?(質や量など)
Hさん: 私は特に困ったことはないです。
Nさん: まとめた時に短い髪の毛が出て来やすいのでピンだけでなく整髪剤を使用しています。
Sさん: 髪の毛がとてもまとまりづらく、ネットを使用しないと髪の毛が跳ねてしまうため、必ず使用しています。
Q5 美容室で特に気をつけてもらっていることなどはありますか?
Hさん: レイヤーを入れ過ぎると髪をまとめにくくなるので、ほどほどにしてもらっています。
Sさん: 私も、段を入れすぎないように気をつけています。
Nさん: 短く切るときも結べる長さにしてもらっています。
皆さん、自分の髪の特性をよくわかった上で、看護師という職業であることをふまえて美容室でのオーダーもされているからこその整った美しい身だしなみなのですね。
今回はSさんにネットを使ったお団子の作り方を見せて頂きました。
1.このように綺麗にまとまっています。
2.髪を下すとこのぐらいの長さがあります。
3.まずヘアゴム1本を使って下の方で1つ結びにします。
4.1つ結びした部分を捻りながら巻き付けてお団子を作り、 巻きつけたお団子の上からもう一度ヘアゴムで結びます。 もう1本のゴムで留めます
5.毛先が跳ねて飛び出している状態です。
6.毛先をまとめるためにネットを掛けます。
7.シュシュでまとめます。
8.下を向いた時に落ちる髪の毛をヘアピンで左右2本ずつ留めます。
9.完成です。
綺麗にまとまりました。 なんだか丁寧に仕事をしてくれそうな、良い印象ですね。(実際に丁寧でいい仕事しています!)
3人とも、忙しい業務だからこそ就業まで整った身だしなみとして維持し手を煩わせる必要が無い状態にしておくという高い意識と社会人としての姿勢、新人看護職員もお手本にして頑張っています!