Education教育・新人レポート

コロナ禍における新人看護職員研修(静脈注射演習)

月から続いた様々な演習の最後を飾ったのは、静脈注射の演習です。 静脈注射の留置針の挿入は同じ静脈に針を刺す採血よりも手技の難易度が上がります。 このため、最後に行います。 演習前には事前に講義を受け前腕の静脈の走行や留置針の挿入に適した部位について確認をしています。 シミュレーターの腕ではありますが、針を扱うため緊張が走ります。

看護専門学校の演習室を借り、感染予防対策をしながら、少人数で演習を進めました。 新人を指導するのは、新人教育責任者です。 手技のポイントを押さえられているか確認をします。 新人看護師の、緊張をほぐしながら、でも緊張感を失わないように声をかけています。 このあと、実際の患者さんに行う前に、今度はお互いの腕を使って手技の確認やコツを習得していきます。

この演習から1か月後のある日、新人さんが、「今日患者さんに、留置針を挿入できました!」と笑顔で報告してくれました。 できることが増えるのは嬉しいことですね。