皆さん、こんにちは。梅雨の季節となりました。いかがお過ごしですか? 藤が丘病院の新人看護師たちは、入職から2ヶ月が経ちました。 基本技術の習得と夜勤業務に対応しつつよく食べ、よく寝て、よく学び元気に出勤しています。
この時期、新人看護師は社会人としての責任の重さやリアリティショックを自覚します。 「2か月の振り返り研修」では新人たちから、困っていることや悩みについて共有しグループワークで解決策を話し合いました。 「覚えることがたくさんあって毎日が必死。本当に先輩のようにテキパキと業務できるようになるのかなあ」 「新人研修であんなに演習したのに、病棟で患者さんを目の前にするとできなくなる。」 「技術チェックリストが進まない。忙しそうな先輩に頼むの気が引けるなあ。」 「報連相が苦手。何をどこまで報告したらいいんだろう。」 などなど悩みの声があがります。
そんな新人にとって、頼もしい存在は日々のフォロースタッフです。 なかでもプリセプターは新人が入職前から、「新人指導を通し自分も成長する」ことを研修で学び、支援のための準備をしてきました。
日々の技術支援や、業務中の気遣いも忘れません。 どのような働きかけが効果的なメンタルヘルス支援なのか? クリティカルシンキングを促す質問は? ・・など試行錯誤しながら関わっています。
そして大事なことは、自分が新人の頃を思い出してサポートするということです。 背中を押してもらった先輩の言葉や、意欲につながった励ましのメッセージ、目が覚めた叱咤激励など。 「大丈夫!ほら、一緒にやってみようよ。」 「どうした?できた?」 「うん、いいよ。次は、ここから頑張ろう。」 「ありがとう」 病棟のあちらこちらで聞かれる新人への声掛けと輝く笑顔は、新人の不安を吹き飛ばしてくれます。
スタッフのポジティブなフイードバックは、新人の自主的な学習と行動を促進します。お互いに影響しあって成長していきたいですね。
「先輩からされて嬉しかったことを思い出して新人さんに関わっています。」 藤が丘病院EIユニット プリセプター:梅津さん(左)新人:斎藤さん(右)
「経験した技術は、できるだけすぐに振り返りチェックしてもらいます。」
藤が丘リハビリテーション病院4階 新人:多田さん(左)プリセプター:佐々木さん(右)