昭和大学附属病院の新人看護師の1年間に密着し、様々な場面を紹介しました。
密着した新人さんに1年間を振り返ってお話を伺ってきました。
■藤が丘病院 助産師 木下裕唯さん
写真 左 同期の新人看護師 真ん中 木下さん 右 同期の新人助産師
Q1: 1年間を振り返ってみていかがでしたか?
1年間はあっという間でしたが、新人集合研修など詳細にスケジュールが組まれていて、確実に知識技術が身に付きました。
現在は一人で出来ることが増えて来たので、自信を持って業務を行っています。
Q2:振り返ってみて、もっと学習しておけばよかったと思う事はありますか?
助産専攻科で1年間学ぶ中で、看護師としての基礎看護技術から少し離れていました。
産科、婦人科、乳腺外科の混合病棟に配属となり、産科だけではなく婦人科、乳腺外科の患者さんの受け持ちも行います。
学生の時に婦人科や乳腺外科の看護の学習をあまり行っていなかったので、もっと積極的に学習しておけば良かったと思います。
Q3:今後の目標と課題を教えて下さい。
いまはまだ婦人科、乳腺外科に関しては周手術期の患者さんのみしか受け持つことが出来ません。
化学療法を受ける患者さんや、ターミナル期の重症な患者さんも早く受け持てるようになりたいです。
産科でも基礎疾患が多い方や高齢の方の受け持ちは出来ないので、早く色々な患者さんに対して対応が出来る様になりたいです。
Q4:これから後輩になる2019年度新入職予定の学生さんにメッセージをお願いします。
就職と一人暮らしを同時に始める方が多いのではないかと思います。
部署に適応するのと、生活の自立を同時に始めるのはとても大変でした。早い時期から生活リズムを整えて社会人としての生活サイクルに慣れる訓練をした方がいいと思います。
国家試験が終了して今はほっとしていると思うので、たくさん遊んでリフレッシュして、3月後半はじっくり社会人としての心構えをして下さい。
Q5:昭和大学附属病院に就職して良かった事を教えて下さい。
私は助産専攻科で実習をした病院に就職しました。学生のころから病棟の雰囲気を理解していたのでイメージが付きやすかったです。
昭和大学附属病院に助産師として就職すると、病院によっては婦人科、乳腺外科などの患者さんにも対応することが出来ます。
助産業務をメインとする病院もありますが、私は看護師としてもやりがい感のある仕事が出来る助産師になりたかったので、様々な女性の疾患と周産期両方に関われる病院に就職できたことが良かったです。
Q6:今就職先を悩んでいる助産学生さんにアドバイスをお願いします。
木下さんを半年間プリセプターとして支援し、後半半年は同じチームの先輩として皆で支えていたプリセプター須田さんにも話を聞きました。
Q1:プリセプターとして1年間を振り返っていかがですか?
プリセプティーがシャドーウィングから病棟業務を開始してから、現在の部屋持ち業務になるまで早く感じ、本当にあっという間の1年間でした。
日々、成長していく姿をみるのが楽しかったです。
直接コミュニケーションをとれる時間もかぎられていたので、何か困っている時に話をできていたのか、頼りになっていたのかと反省点もあります。
どう関わっていけばいいのか手探りの状態だったので、今となってはこうすればよかったな…など沢山思う事があります。
そんな反省点など多い中、木下さんが体調を崩さずに笑顔で出勤できていることにはとても安心しています。
Q2:プリセプターを経験したことによる今後の目標と課題を教えて下さい。
勤務がなかなか合わずに、タイムリーに状況を把握できていなかったりしたので、もっとチームメンバーなど他スタッフに協力してもらい、自分一人で抱え過えぎないことが大切だと思いました。
自分の日々の業務に精一杯になってしまうこともあったので、今後はもう少し余裕を持ち、後輩に気配りできるようにしていきたいです。
Q4:2年目となる木下さんへのメッセージをお願いします。
1年間お疲れ様でした。本当によく頑張りました!!
いつもニコニコしていて優しい雰囲気の木下さんなので、きっと後輩にも患者さんにもたくさん頼られると思います。
そのままの優しくて可愛らしい木下さんのまま2年目を迎えて欲しいです。
任される業務も増えて大変だとは思いますが、これからの成長に期待しています!
プリセプター業務は終わりましたが、これからも頼ってくれたら嬉しいです。
一緒に頑張っていきましょう。
写真 右 須田さん 左 木下さん