Voice密着!新人看護師1年の歩み

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2018年 第38回「密着!新人看護師の1年間の歩み」~新人研修修了式①~

今回は藤が丘病院の新人研修修了式の様子をお伝えいたします。
新人としての教育は部署で引き続き行われますが、新人全員で集まって講義や演習を行う集合研修は今日が最後です。

伊部看護部長から研修の締めくくりとして、8か月間の成長を称え、今後のさらなる努力を期待する言葉が贈られました。

写真:左 芳山さん 泉さん
1年後の自分宛に書いた手紙が教育担当実務者 泉さんから返却されます。

写真:芳山さん

手紙を読んだ感想

「8か月前に書いたものなのですが、今の自分の気持ちにピッタリな言葉がたくさん書いてありました」
患者さんからの感謝の言葉に励まされたこと、技術を達成することが出来て嬉しかったことなど、8カ月の間に嬉しかった事を思い出しながら読んでいました。
密着新人、藤が丘リハビリ病院、芳山絢子さんに入職後8か月の心境を詳しく聞いてみました。

Q1:8か月の間で嬉しかったことは何ですか?

「今まで私のことを「看護師さん」と呼んでいた患者さんが、私が名前を名乗る前に、「あら、今日の担当が芳山さんで嬉しいわ。よろしくね」と言ってくれたことです。
患者さんに名前を憶えて貰えて、信頼してもらえたことがとても嬉しかったです。

また、長く入院している患者さんが入院当初よりも体調やADLにおいても改善し、最後は笑顔で家族と退院する姿を見送ったことです。
先輩や他職種の方たちと連携して退院支援をしたことで、患者さんも御家族も安心して退院できたのが嬉しかったです」

Q2:8か月間の中で大変だったことは何ですか?

「部屋持ちが始まった当初(7か月目)、多重業務に上手く対応出来ず一人で焦ってしまい、先輩に声をかける勇気がなく時間通りに物事が進められなかったことです。
最終的にはチームの先輩にフォローしてもらいながら、インシデントなどはなく業務を無事に終わらせることが出来ました。
多重業務時には、優先順位の判断が上手くつけられるように、フォローしてくれる先輩に相談しながら、仕事を進めていきたいです。

精神的に疲労感を抱き、何もかもがうまくいかないような気持ちになった時もありましが、とにかく体調を崩さないように健康管理に気を付けることで、前向きな気持ちになり、落ち着くが出来ました。
嬉しかったことや大変だったことを経験し、8か月間1度も欠勤していないことは、自分で自分を褒めたいです」

Q3:ラダーの達成状況を教えて下さい

「74%です。私はリハビリ病院で勤務しているので、がん看護など部署内ではどうしても経験できない技術の達成が難しいです。
部署の教育責任者の係長さんが、他部署で経験できるように調整してくれているので、その際に技術を習得できるように自己学習を行っています」

簗瀬コメント

「最後の集合研修は、キャリア形成に関する講義 でした。今後どのように成長したいのか、皆さん真剣に考えていました。あと数カ月で2年生です。先輩と呼ばれる日も近いですね」