Voice密着!新人看護師1年の歩み

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2018年 第37回「密着!新人看護師の1年間の歩み」~入職8か月後の業務について~

36回の記事に続きまして大学病院 馬田明里さんが入職8か月でどのような業務を行っているのか紹介します。
馬田さんの現在の勤務状況は、
・日勤受け持ち 7~9人
・夜勤受け持ち 14~18人
・夜勤回数   3回/月
となっています。
では具体的にどんな業務を行っているのでしょうか?

とある一日の様子を覗いてきました。

本日は遅番のため13時からの21時30分までの勤務になります。
受け持ち患者さんを持たずに、清潔ケアや検査介助などが主体となる、フリー業務を行います。
勤務開始後すぐにナースコールが鳴り、患者さんのトイレへの移動介助を行います。
その途中で、通りかかった患者さんのご家族に質問され、丁寧に答えています。

14時:他病棟から転棟してきた患者さんの申し送りを受けます。
リーダーと一緒に電子カルテを確認しながら、患者さんの状態をメモしています。

申し送り後、すぐに転棟してきた患者さんの状態を確認しに行きます。
バイタルサインを測定し、点滴のチェック、夕方行われる検査の予定時間、注意事項を伝えます。

バイタルサインは測定したら、すぐに電子カルテに入力。
検査に出床するまえに焦らないよう、準備を怠りません。
患者さんが検査に呼ばれるまでの間に、他患者さんの清潔ケアを行います。

馬田さんは計画的に時間を使って動けていました。
多重業務がうまく回らなくなったら、焦るまえにすぐにリーダーに相談しています。

馬田さんにお話を聞いてみました。

Q1:8か月の間で嬉しかったことは何ですか?

患者さんからも先輩からも、いつも対応が丁寧だね、と褒められました。
心の中では焦っている時もあるのですが、常に笑顔でひとつひとつのことを丁寧に行うように心がけているので、嬉しかったです。これからも頑張ろうと思いました。

Q2:8か月間の中で大変だったことは何ですか?

受け持ち患者さんの人数が増えたとき、多重課題となって優先順位を考えた行動を取るのが難しかった事です。
プリセプターさんから、『自分だけで抱え込んでいないで、今何が出来ていないのか、困っていることを伝えることも大切だよ』とアドバイスされました。

自分なりの優先順位を伝えながら先輩にサポートを依頼することで、優先順位の判断についても助言を貰えます。
報連相をこまめに行うことで、自分が今行うべきことが明確になり、動きやすくなってきました。

Q3:ラダーの達成状況を教えて下さい

12月の半ばくらいで、自己評価とプリセプターさんの他者評価ではラダー1の達成が84%となりました。
最終評価はこれからなので、まだラダー1が獲得出来たかは未定です。
看護基本技術は予定通りに達成できています。
新人同士励ましあいながら、先輩にたくさん助けてもらって何とか前に進んでいます!

簗瀬コメント

「前回病棟で働く馬田さんを見に行ったのは暑い夏の頃でした。
あれから数ヶ月しかたっていないのに、馬田さんは自立して行える業務が増えて、成長した様子を実感出来ました。
忙しい中でも笑顔で接する姿がとても印象的で頼もしかったです」