救急看護認定看護師

PROFILE篠原 大輔さん

専門・認定（分野）を目指した理由

「患者さんにとって安全で安心できる看護が提供できるようになりたい」看護師を目指す際に信念として掲げた、私の看護師としての幹となる思いです。この幹をより強固なものにするため、救急看護認定看護師の資格を取得しました。認定の取得により、より広い視野をもって看護を実践出来るようになったと感じています。

主な活動内容

近年では、患者さんや家族のニーズは多様化し、さらに医療の高度化、複雑化が進み、スタッフが抱える課題も多様化しています。これらの課題を念頭にスタッフ教育の在り方もアップデートしています。集合教育ではより細分化した内容で、OJTではより患者さんの状況に合わせた実践的な指導を行っています。RRS（院内迅速対応システム）への参加もその一環で、RRTやCCOTといったチーム活動を通して、部署のスタッフと共に患者さんへの最善ケア実践を行うのはもちろん、スタッフの知識や技術向上につながる一助になれればと考えています。
その他にも雑誌や参考図書の原稿を書く依頼を受けたり、病院外の活動として外部向けの研修講師（救急隊　一般市民等）、小学生へ応急処置などについて、実施方法啓もう活動、各種大会やイベントの救護者なども行っています。

今後の目標

救急領域における役割モデルとして高い臨床推論力・病態判断力を身につけ、実践と教育に力を入れていきたいと考えています。「患者さん中心の医療を提供したい」というスタッフひとりひとりの思いに少しでも応えられるよう一緒に成長出来れば良いですね。一つ一つの個の力が集結しひとりでも多くの患者さんに笑顔が生まれることを願っています。

専門・認定看護師を目指している人へのアドバイス

「あらゆる場面で看護を必要とする対象に水準の高い看護実践」が提供される事が求められています。これは個の力だけで達成できるものではありません。エキスパートをめざす皆さんには、自身の看護実践向上に加え、多くの医療者に対する指導やチーム医療のキーパーソンとして役割を担っていただきたいと思います。そのことがスタッフ一人一人の熟練した看護技術を育み、患者さんの笑顔につながると信じています。みなさんのチャレンジを応援します！