感染症看護専門看護師

専門・認定（分野）を目指した理由

看護を数値化して評価することは難しいことが多いですが、感染予防の看護は数値化して改善しているかどうかを評価することができ、おもしろいと思いました。自分たちが日々行う予防の看護が重症患者さんでは生命に関わる感染症を予防できること、減らせることを実感し、先輩認定看護師のすすめもあって感染管理認定看護師を目指しました。認定取得後、もっと学びたいと思っていた時に大学院に感染症看護のＣＮＳコースが新設される機会があり進学しました。

主な活動内容

・病院内では所属病棟の感染症の予防と管理、感染症患者の看護実践、職員の感染予防策の指導などを実施している。感染予防に必要なデータを収集し問題点を見つけて改善することができる人たちと共有し改善活動を実施している。
・病院外では東京都院内感染対策推進事業の指導員や所属学会の評議員として学会のプログラム委員や査読を実施している。

今後の目標

感染予防策を行いながら看護実践を行うことが感染症の予防につながることをデータで示し、多くの看護師がそのデータを活用し看護実践につなげられるようにすることが目標です。

専門・認定看護師を目指している人へのアドバイス

看護師として働きながらより専門性を高めるために学ぶことは、とても大変ですがとても楽しい時間です。同じ目的を持つ様々な職歴の同級生や先輩、後輩といった新たな人間関係ができることも、とても貴重な経験です。迷っている方は尊敬できる上司や認定や専門看護師の先輩に相談してみてください。

チームで、地域で、よりよい感染予防と対策ができるよう活動して行きたいと思います。

医療関連感染を予防し、働く人たちが職業感染を予防しながら医療が提供できるよう、教育や調整、コンサルテーションを行っています。患者の一番身近でケアを行う看護師と共に、感染のリスクをアセスメントし、医師や薬剤師、臨床工学技士など多職種と協働して感染対策を行っています。感染対策を通して他の医療機関の方々と知り合う機会も増え、とても勉強になります。チームで、地域で、よりよい感染予防と対策ができるよう活動して行きたいと思います。